昨年は山口文象の梅月堂1
2009年には、山形市内に建つ山口文象設計による商業建築「梅月堂(現YT梅月館)」にて見学会、シンポジウム、展覧会を開催しました。
存在自体は認識していたものの、街並に馴染み過ぎ?なこともあって、最初はさほど気にしていませんでした。現在1階にはドトールコーヒーが入っていますが、そのサインがあるだけで建物が見えないというか、それ以外に意味が無くなってしまうような錯覚を覚えます…
あるとき若干の因縁(!)のある渡辺豊和さんの著書『文象先生のころ 毛綱モンちゃんのころ』(アセテート、2006年)を読んで、私にとっては歴史上の遠い人物でしかなかった山口文象さんの存在が、突如リアリティを持つようになったのです。恥ずかしながら渡辺さんが元RIAであることも初めて知りました。
あらためて梅月堂を眺めてみると、好きなテラーニっぽくもあり、1936年という時代でしか出来ない、とても純度の高いモダニズム建築ではないかと思うようになりました。
ちなみに1936年に竣工した建築は
カサ・デル・ファッショ(テラーニ)
落水荘(ライト)
国会議事堂
など
こうして見ると、やはり当時の最先端。テラーニとの共時性など感じてしまう。
そんなことを考え始めた頃、建築会館でのあるシンポジウム終了後の打ち上げに、師匠M先生の言われるままに参加したところ、私の両隣が偶然にもDOCOMOMO Japanのメンバー、幹事長の兼松さんと理科大の山名さんだった。話題提供にと梅月堂写真をipodでお見せしながら紹介すると、お二方に「こういうものをきちんと調べて評価しなければ」と言われ、行動を起こすことに。
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